今後新しく住む場所を考えるときに賃貸住宅に住むのがいいのか、マンションや一戸建てを買って持ち家に住んだほうがいいのか悩む方は多いでしょう。
新しい場所に住む理由は、結婚・転勤・子供の教育事情や就職など様々ですが、人生の節目で住み替えを考える方がほとんどです。
今後の長い人生を見据えて、持ち家と賃貸のそれぞれのメリット・デメリットを解説するので、是非参考にしてみてください。
◇賃貸住宅のメリットとは?
1.引っ越しがしやすい
賃貸の一番のメリットは、「引越しのしやすさ」です。
持ち家の場合、自分の家に飽きてしまったり、住んでいる環境に違和感があったとしてもローン返済が残っていたり、買主が見つからなくてすぐに引っ越すことはできません。
しかし、賃貸であればローンの返済もなく、入退去の手続きも簡単なので、希望にかなう物件が見つかれば、すぐに住み替えることができます。
2.設備の修理費用がなく、万が一被災しても修繕費用がかからない
備え付けのクーラーやトイレ・お風呂などの設備が老朽化し、経年劣化が原因で故障をした場合は、基本的に修理費用は大家さんの負担になります。
万が一、地震や津波、火災などに被災してしまっても、自己負担は持ち家に比べてはるかに少なくなります。
3.不動産関連の税金払う必要がない
一戸建てやマンションを購入すると継続して固定資産税や都市計画税を払う必要があり、購入の際には不動産取得税、登録免許税を払う必要があります。
賃貸ではそれらの税金がかからず、基本的に賃料・共益費・更新料の支払いのみで住むことができます。
◇賃貸住宅のデメリットとは?
1.契約の更新ができないことがある
賃貸住宅の大きなデメリットは、「高齢になったときに契約を更新できない可能性がある」ことです。
賃貸は住んでいる限り家賃を払い続けますが、一定の期間で契約更新が必要です。
更新をするときに保証人を用意しなければいけないため、退職後などの高齢になると身元保証人が求められることがあり、用意できない場合には契約の更新を断られるケースがあります。
2.内装や設備を選べない
持ち家であれば、自分好みの内装にリフォームできるため、使い勝手がよく便利なトイレやキッチン、お風呂に変えることができますが、賃貸では自分のものではなく、大家さんのものなので、元々ついている設備を使い続けることになります。
また、築年数の古い物件では家賃が安いことがありますが、駅から遠い・騒音が気になる・インターネットの速度が遅いなど、家賃相応のデメリットがある場合があります。
3.退去時には原状回復費を払う必要がある
賃貸住宅では、物件を退去する際に入居時の状態に戻す「原状回復」といわれるリフォームをする必要があります。
このとき、家具を置いていたフローリングのへこんでいる箇所や冷蔵庫・レンジなどの家電をおいて壁が黒ずんでいる部分では、経年劣化に当たるものとして原状回復義務は借主にはありません。
しかし、たばこのヤニでついた壁紙の黄ばみやにおいなどは、経年劣化によるものではないため原状回復費を借主が負担することになり、結果的に引越し費用が高額になることもあります。
4.家賃を払い続ける必要がある
賃貸住宅に住み続けている限り、一生家賃を払い続けなければなりません。
退職後の収入が減った状態で家賃を払い続けるとなると、経済的負担が大きくなる可能性があります。
また賃貸のため、自分の資産にならず、配偶者や子・孫などに相続することができないのも、予め考慮すべきことです。
以上、今回は賃貸に住み続ける場合のメリット・デメリットについて解説しました。長くなってしまったので持ち家に関しては次回詳しく解説したいと思います。