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【新潟】家の一括購入はどれくらいお得?一括で購入するリスクはあるの?①

 住宅を購入する際、一般的には住宅ローンを組んで購入される方がほとんどかと思いますが、ある程度資産を蓄えたのちにリタイア後を見据えて賃貸から持ち家に住み替えたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は自宅の購入を検討する場合、ローンで購入するのか一括で購入するのかどちらがお得なのかについて解説します。

◇家を一括購入するメリット

 一括購入の大きなメリットを2つ紹介します。

まず1つめのメリットとして挙げられる点は「住宅ローンの金利や諸費用の節約」です。

節約に関しては数百万円の違いが生まれることもあるので、必ず知っておきましょう。

2つめのメリットは金融機関や保証会社の審査が要らずスムーズに住宅購入できるという点です。 

1.家の一括購入は金融機関等の審査がないので手続きが楽

 家の購入に関しては金融機関にローンの申請をした場合には当然審査があります。

住宅ローンの審査はクレジットカードや賃貸住宅に入居する際の審査に比べると慎重に行われます。

自身の個人情報や資産や担保となるもの借入状況などを踏まえて融資が決まります。

一般的な審査機関は事前審査で1週間程度、本審査で2週間~3週間です。ローンに比べ現金一括購入は金融機関の審査がなく、購入にいたるまでがスムーズなので入居プランが組み立てやすくなります。

2.家の一括購入は金利やローンの諸費用が発生しない

 一括購入の際には金利はもちろん、ローンを組む際の諸費用も不要です。

諸費用とは保証料や融資手数料などをいい、相場は購入価格の8%と言われているので3000万の物件購入価格であれば240万円が諸費用として必要です。一括購入の場合ならば諸費用は少なくなりますが、全ての費用がかからなくなるわけではありません。

必要となる費用として収入印紙などは必要になります。

つまり、購入に対しての諸費用は必要ですが、ローンにかかる費用は一切かからずに節約できます。

ここに関しては別として理解しておく必要があります。

◇ローンの場合、諸費用はどのくらいかかるか

 ローンを組む場合は一概に金額は決まっていません。金融機関によって金利も違えば手数料なども違います。なのでここでは1例として紹介します。

物件価格:3,000万円

金利:1.5%

期間:30年

総返済額は38,5万79,100円

関連諸費用

銀行手数料(消費税込) 66万円

ローン契約書の印紙税 2万円

登録免許税 12万円

司法書士報酬 10万円

このように一括購入と比較すると800万円以上の差があります。

ただし、ローンを組むと住宅ローンの控除を受けられるので実質は600~700万円の差額になると予想されます。

数百万円単位で節約になるのは一括購入における最大のメリットといえます。

また、金利には「固定金利」と「変動金利」の2種類あります。「変動金利」は「固定金利」に比べて金利が安いので多くの利用者がいます。

しかし、変動金利とは世間の経済状況で年利1%~5%くらいの間で金利が変わります。

返済期間中で金利が上がる可能性はあるので注意が必要です。 以上、今回は一括購入のメリットとローンにかかる諸経費について解説しました。次回は一括購入のリスクについて解説します。

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