「マイホームって購入したらローンの支払いだけ?
「マンションは管理費や修繕積立金がかかるけど、一戸建ての場合は?」
「一戸建てとマンションってどっちのほうが維持費がかかるの?」
という一戸建ての維持費に関する疑問や不安をお持ちではありませんか?
一戸建てのマイホームは、ローンの支払いだけで良いと思っていたら将来的に大変な目にあってしまいますよ。
そこでこの記事では、家を建てた後にかかるお金についてのお悩みを、すっきり解決します。
ぜひ最後までご覧ください。
◇家を建てた後にかかるお金は意外と多い
マイホームは建てたら毎月のローンを払って、ほかに支出がないというわけではありません。マイホームを購入して保有しているだけで必要になってくるお金は意外と多く、ローンを払うだけで精一杯の額にしてしまうと将来的に困ったことになってしまいます。
税金や、保険料、修繕費についてどれくらいの金額は必要なのか、どのようなところに修繕が必要になるのかを説明していきます。
1.固定資産税
土地や建物を保有していると毎年、必ず支払いが必要になるのが固定資産税です。
固定資産税は所有している土地や建物に対してかかる税金で毎年1回(分割にするなら4回でも可能)支払う必要があります。
一戸建ての場合、土地面積や資産価値によりますが10万~15万円ほど必要です。ローンと別にかかる費用だと思うと大きな金額ですよね。
では固定資産税は、どれくらいの金額がかかってくるのでしょうか。
これはご自身でも計算できます。
固定資産税評価額×1.4%=固定資産税額です。
固定資産税評価額は、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年公示する土地の価格の70%程度と言われていて、3年に1回見直しされます。
固定資産課税台帳を閲覧する、もしくは固定資産評価証明書を発行してもらって確認できます。固定資産税額を知りたいのなら不動産会社で教えてもらえる場合もあります。
2.都市計画税
都市計画税は必要になる地域と必要のない地域に分かれます。都市計画税を支払う人は市街化区域内にある家・土地を購入した人だけです。
主に、街路・公園の整備や、都市計画施設の建設、上下水道を整備したりすることなどに使われます。平均的な納税額は年3万~5万円程度です。
各自治体に問い合わせる、もしくは自治体のホームページで確認することができるので、家や土地の購入を検討しているのであれば確認しておきましょう。
3.保険料
マイホームを購入したら一般的に保険に加入する必要があります。おもに「火災保険」「地震保険」「家財保険」があります。
とくに火災保険への加入が住宅ローンの条件になっているので住宅の購入と一緒に火災保険に加入を検討することになります。
【火災保険】
火災保険というと火事を起こした時のみに必要な保険、という印象がありますが実はそうではありません。
・火災、落雷
・風災
・水災(洪水、高潮以外)
・水濡れ・漏水
・外部からの衝突・落下・飛来
・盗難に伴う損害・飛来
なども補償の対象となりえます。補償の対象に関しては契約した保険内容で詳しく確認してくださいね。
さらに火災保険の保証対象は「建物」と「家財」と「建物と家財」と選択ができます。
自分の生活状況や保険金額や補償内容と合わせて検討してくださいね。
【地震保険】
自然災害を広くカバーしてくれる火災保険ですが、じつは地震は対象外になっています。
なので、地震に対して不安を持つ場合は地震保険を検討する必要があります。地震保険は地震による津波も保険の対象です。
日本は地震大国なので、火災保険でカバーしきれない地震に関して、地震保険に加入している人は少なくありません。一般的には、地震保険は火災保険の加入なしでは契約ができないので、注意しましょう。
【家財保険】
家の中にあって引っ越しの際に持って運べる家具や家電製品、衣類のようなものを家財といいます。家財保険は、家財が自然災害や日常のトラブルで損害が生じた時に補償されます。
しかし、家財の中に現金や、小切手、株や証券、絵画や貴金属、車などは家財には含まれませんのでご注意ください。
長くなってきてしまったので、今回はここまで!
次回は修繕費からご説明いたします。