前回に引き続き、今回も新築・中古住宅それぞれのメリット・デメリットについて解説いたします。
今回は中古住宅についてです。
◇中古住宅のメリット
1.販売金額が割安
中古住宅の最大のメリットは、新築住宅よりも「割安」なことです。
同じ立地で、同じ間取りであるならば、中古住宅の方がかなり価格は安くなります。
2.実物を見てから決められる
新築の住宅とは異なり、すでに住んでいた家が売りに出されるため、物件の細かいところや、周囲からの見え方まで、くまなく見てから購入することができます。
なので、実際に生活をしてみても、「購入前のイメージと違った」などのトラブルは避けられるでしょう。
またマンションの場合は、共用部分の使い方で住んでいる人の性質が分かったり、整理整頓が行き届いているか、目で見てチェックできるので、管理状態まで把握することができます。
3.立地の選択肢が多い
新築の住宅ではある程度立地が限られますが、中古住宅では家の建っている場所ならばどこでも売りに出される可能性があり、立地の選択肢が広がります。
また築年数や間取り、住宅設備の機能は物件によってバラバラなので、それらを考慮すると新築に比べていろいろな物件から選べるのも、魅力のひとつといえます。
◇中古住宅のデメリット
1.設備や建物が古く、修繕費用が高額になる
中古住宅のデメリットとしては、物件や建物自体が古いことです。
建物が古いと住宅設備も古くなるため、リフォームする必要が出てくる可能性もあります。
また、設備に不具合が起きて買い換える必要が出たときに、最新設備をつけたくても規格が対応していないため、設置ができない場合もあります。
建物や設備自体が古いと修繕費用も高額になりがちで、新築住宅ではかからない金額がかかってしまうこともあります。
たとえばマンションの場合、一定の年月が経つと大規模修繕といった工事が必要となり、自分が住んでいる部屋以外の部分でも修繕費用が必要になります。
加えて、築年数が経つほど金額が高くなる傾向があります。
2.売り出しが1戸単位なので物件が限られる
中古住宅では分譲住宅のように分けて売られていないので、自分のライフスタイルや生活から見てぴったりの物件があるとは言い切れません。
たとえば「子供が多く、部屋数が足りないけど、金額は希望に合っている」などのように、妥協しなければいけないポイントはあるかもしれません。
3.仲介手数料がかかる
売主がたとえ個人であっても、ほとんどのケースで、間に住宅売買の仲介をする会社が入ってきます。
仲介手数料とはその会社に支払う金額であり、契約をまとめる仲介を担う役割になるので、不可欠な存在になります。
物件の仲介手数料は多くの場合、物件の3%+6万円が物件の価格に加えてかかるので、覚えておきましょう。
◇まとめ
新築・中古物件のメリット・デメリットを解説してきましたがいかがでしたか。
新築最大のポイントは真新しい家に住める点でしょう。
対して中古物件の魅力は、新築よりも価格が安いこと・選択肢の多さにあります。
しかし、資金面や設備・維持費などさまざまな面からみていくと、どちらも一長一短あることは間違いありません。
間取りや立地、設備など、理想の住まいのポイントは人によって異なりますが、すべての希望を叶える物件は、めったにありません。
自分が一番譲れないポイントはどこなのか、優先順位を決めて、新築・中古どちらの物件にすれば、より自分の理想に近づけるのか、さまざまな視点から検討してみてはいかがでしょうか。
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