マイホームの購入は、一生に何度もあることではないので多くの方が初心者です。
人生で大きな買い物となるマイホームですが、ベストな購入タイミングはいつなのでしょうか。
実は、これは参考にしていただきたい目安の出来事がありますので、今回はまず代表的なライフプラン上のタイミングについてご紹介いたします。
◇家を購入するタイミングはライフプランに合わせる
家を購入するタイミングでいちばん多いのが結婚や子どもの成長の節目に合わせた購入です。
そのメリットやデメリット、注意していただきたいことについて1つ1つ説明していきます。
1.結婚した時
結婚のタイミングで家を購入する方はとても多いです。
メリットとしては、賃貸料金や敷金礼金がかからないことです。
子どもが産まれる前の共働き時期が一番お金に余裕があり、繰り越し返済も可能です。
賃貸でマンションに住む家賃をローンに回せるという点ではとても合理的な判断です。
デメリットとしては、将来に必要な部屋の数が確定していいないため、予期せぬ出来事で部屋の間取りに問題が出てしまう可能性についてです。
例えば、子ども部屋を1つ用意していたけど、2人授かったので子ども部屋が足りない、もしくは急に親と同居することになってしまった、などがそうです。
この時期にマイホームを検討するのであれば、「空き家・移住の助成金」「子育て世代への手当」「出産の手当や補助金」など自治体の助成金について調べておくといいですね。
2.子どもが生まれたとき
子どもが産まれた時にも、引っ越しを考えるタイミングが来ます。
子どもが泣いてもご近所に迷惑をかけることのない部屋、安心して遊べる環境、段差が少なく安全な室内、おもちゃをおくところやリビングに併設している和室などが欲しくなりますよね。
保育園や幼稚園の事も考えて引っ越しを検討した結果、賃貸からマイホームの購入を検討する人も多いです。
子ども中心の間取りや子どもの成長に応じたローン返済プランを考えることができるのは大きなメリットです。
しかし、産後まもない時期での引っ越しは、産後のママの身体への負担が大きいのでそれがデメリットです。
1人で無理をせず、引っ越し業者の梱包もすべてお任せするプランを利用するといいですね。
もしこの時期にマイホームの購入を検討するのであれば、保育園や幼稚園の入りやすいエリアを選ぶのも1つの手です。
3.子どもの入園・入学時期
親になると子供の交友関係や将来の進路にも気を遣うことが多いですよね。
特に小学校の校風やカラー、クラスの数なども気になりますし、子どもを転校させたくないと考える親も多いので幼稚園入園・小学校入学の時期に合わせてマイホームの購入をすることもあります。
小学校によっては学童数が足りず待機児童になることもあります。
学童の状況や中学・高校受験の事を考えて校区を選べることはこの時期にマイホームを購入するメリットです。
通学ルートもできるだけ危険なところを通らずに済むように、一度夜に歩いてみるのもおすすめです。
4.定年退職後
いま増えているのが定年退職後に、退職金を使ったマイホームの購入です。
子どもたちが巣立った後に、必要な大きさのマイホームを手に入れることができます。
通勤のために会社の近くに住んでいた縛りもなくなり、かかりつけの病院や子どもたちの自宅、介護施設やデイホームなどを考えてベストなマイホームを手に入れることができます。
以上が多くの方がマイホーム購入を検討されるタイミングの代表例です。
こちらを踏まえたうえで、次回家を購入して後悔しないタイミングについてご説明したいと思います。